お笑いやろうとしてるおれを差し置いて、俺より面白いやつが就職すんなよー。
トークスペースに入った瞬間に聞こえて来た。
サークルの先輩が酔いながら、今組んでいるコンビの相方とライブをしていた。
何で就職すんだよー。
やりたいことは明確。
売れる保証なんてない。
覚悟のありかを問われ、ぐるぐるする。
そんな感じをぶつけていた。
その人はピン芸がすごい。
もちろん何人もの人とコンビを組んでいて漫才もすごい。
けど、納得して組んだコンビの相方がもれなく就職してしまうことに嘆いてる感じだった。
NSCに入るそうだ。1人で。
お前らよりいい相方なんて見つかんねーよぉ。と言っていた。
わからない。
未知という言葉に興味ではなく恐怖を覚える年になってしまった。飛び込むべきとは知りながら。
プロかー、
全人類が人を笑わせることで飯が食えるくらいお金がもらえる世界だといいんだけどねぇ。
ユーモアを忘れない先輩が、今回ばかりはユーモアを欠いているところにリアルさを感じた。
お前は誰で、何がしたいんだ。
即答できなくなっている。