惰性で入ったラストの月
12月は母の好きな占いによるとどうやら俺には最悪の月らしい
11月から悪くなり、12でピークを迎え、1がつにまた11月くらいの悪さにもどり、バイオリズムを終えるらしい。
クソみたいな話だ。
女ってなんであんな占いすきなん?
当たったからなんなん?
んで外れたからなんなん?
聞いてもねーのに、六星占術がどーとか。
調べたら、細木数子が提唱した占いらしい。
なにそれ。
オリジナルブレンドみたいな?
この店でしか飲めないこの味のコーヒーがいいんだよ的なこと?
え、俺のブレンドだとどーなんの?
占いがめちゃめちゃ嫌いなのは、母が占いをなかなかの割合で信じていて、その都度その運命みたいなのにそって我がの人生だの他人の人生だの、ましてや俺の人生を語ってくるから。
俺の母親になんてことしてくれるんだとも思う。
人生順風満帆のやつなんて占いに過度に影響されないだろうし、宗教にハマることもないんだろう。
そもそも順風満帆な状態がずーっと続いて、死を迎えるなんて人がいないのか。
人生のどっかのタイミングで落ちることはあるだろう。そんな隙間に、これみよがしに入ってきて、マインドセットしてくるあの感じがどーも気に食わない。
そりゃ人間何かに頼ってなきゃやってられない時もあるだろう。
何かに酔っ払ってなきゃいけないこともあるだろうけど、お前である必要はない。
頼むからその大事な時に、手を差し伸べないでいただきたい。
あなたより先に、俺が出すから、頑張って説得するから、どうか俺に時間を下さい
一時的に心理的負荷を取り除くという面では、いい方向に作用しうるものなんだろうけど、弱さみたいなのと正面からぶつかって時間かけてもいいから考えるみたいなの機会を奪っているにもかかわらず、こっちが正義だ見たいな顔していまだに本屋の平置きに座っているあの面がとてつもなく嫌いだ。
母にも父にもたぶん、もう少し戦っていてほしかったんだと思う。
自分の大事な人として、自分を大事に思ってくれる人として、自分の一番近い大人として、憧れさせてくれる人であって欲しかったんだと思う。
占いが嫌いなうちはまだ俺も子供なんだろう
これが遺伝子からくるものなのか。
そんなことを思うのが12月なのは、やはり占いは当たるのか。
月の爆撃機を聞きながら明日のネタ合わせのためのネタを考えていた。