さかなのこ

めちゃめちゃ面白かった

 

能年玲奈を最初に捕まえてきたやつは誰なんだまじで。

 

さかなクンの半生をテーマに作られてはいるんだろうけど、若干コメディよりになってて、けど現実味さもあるし、優しさも残ってる。最高だった。

 

さかなクン自身もこの映画にキャストとして出演していて、不思議さと面白さが足されていてよかった。

 

みー坊と呼ばれる少年は、昔から魚のことが大好きで、魚のことしか頭になかった。

将来はお魚博士になるんだと意気込んでいるが、勉強がてんでダメ。高校生になっても大人になってもそれは変わらなかった。

ずーっとお魚が好き。

そんな彼を母親は否定せず、ずーっとみー坊の好きにすればいいよって言ってくれた。

 

小学校では、先生がみんな優しくて、みー坊が魚の絵とその魚についての説明ばかり書いているので、新聞にしてみんなに知ってもらおうと言うことになり、みー坊新聞ができ、学校に掲示されるようになる。

高校では、ヤンキーに絡まれるも、魚にまっすぐで素直な性格で周りをみんな巻き込んで、あっという間に友達になってしまう。

そのヤンキー友達の親が漁師をしており、偶然網にかかったカブトガニのつがいをもらえることになる。

みー坊はこれを高校で育てて、日本では初のカブトガニの孵化に成功する。これは後日本当の新聞にのることになる。

高校を卒業してからは、水族館で働いたり、寿司屋で働いたりして、魚に関係する仕事をするも、全てうまくいかず。

そんなある日、小学校から友達の男の子が、テレビに出てみないかとみー坊のもとへ。その子はディレクターとしてテレビ局で働いていた。

そんなこんなでみー坊はテレビに出る。

 

好きに勝るものなしでぎょざいます。

 

みー坊の周りの人が常に温かく、それはみー坊の人間性が関わる人の温かさを自然に引き出してしまうからなのかなと思った。

それに自覚がないのもまた良いなと思った。

 

好きに真っ直ぐであることがどれだけ非凡なことなのかを表しているというよりは、優しく客席に問いかけながら包んでくれるような映画だった。

 

夜に1人で見て正解だった。