特にあんま話したことないけど、知り合いから話を聞く感じだけで勝手に相当信頼してしまっている人とかいたりしないだろうか?
そのうちの1人にいつか忘れたけどおすすめの本を聞いた。なんかの流れで。
サラバ!という本をオススメされた。
なんと上中下巻に分かれたやつだ。
正直読める気がしなかった笑
小1の時から読書というものを諦めて以来まともに本を読んでこず、ここ1,2年で本を読み出したくらいの自分には上中下全てを読み切るなんて絶対に無理だと思った。
しかし、オススメ聞いといて読まないのは違う気がして本屋に立ち寄る。
サラバ!って本と、黄色いゾウって本ありますか?
あー調べますねぇ。
んーと、サラバ!はありますよ、黄色いゾウはないですねぇ。
黄色いゾウはいないですねぇって言えてたらこの人大好きになるなーとか思いながら本棚へ案内される。
上中下巻がどんどんどーんってある。
んまとりあえず上巻だけ買って読むか。そー思って買って読んだ。
止まらなくなった。
西加奈子の本は、夜が明けるってやつを前に読んでて、それが苦しすぎて何回も本を閉じながら読んだ記憶があったからどーなんだろうと思ってたら、止まんなくなった。
面白いとかではもはやなかった気がする。
共感をどこに感じるか、とか、抽象の表現を想像したり解釈したりついていくのに必死かつ楽しさがあった。
あっとゆーまに上中下読んだ。
またなんと下巻の解説が又吉だった。
さいこーかよこの本
下巻の最後は新しいアルバイト先の面接にいく道中のバスで読み切った。
バスを選択して良かったと思った。
まだ解釈しきれていないところが多々ある。
それも大事なところがわからない。
早く解らねばならないと思った。
この本をオススメしてくれた人はおそらく中高でこの本を読んだのだろう。
この年で自分がまだ全然わかってないことを、さらりと理解して地に足ついて楽しんだのだと思うと、さらに人に薦めたのだと思うと自分の中高の思考の薄さが恥ずかしくなった。
はちゃめちゃに読んで良かった。