眠る

もう最寄りから祖父の家までの道を覚えてしまった

駅を出て川沿いを歩き、風呂屋の手前を曲がる

歩いてみるとこんなにも近いのかと思う

昔は祖父が車で迎えに来てくれていて、15分くらい乗っている感覚だった。毎度久々に帰る母にここの建物が変わったとか、あそこなくなってあれになったとか説明しながら家に帰っていたから長かったのだろうか

 

ただいま

 

お好み焼きが用意されていた。

たらふく食べたあと銭湯に行った

 

次の日には祖父の墓参りと工作室の片付け

 

体は弱いものの口だけは元気な祖母が暇だと喚くので、母と二人で古本屋に行き大量に本を買った

 

ほとんど自分が選んだからドラマ化したものか映画化したものの原作に偏った

相変わらず母はへっぽこ3人組みたいな釣りバカ日誌のような表紙の本を見繕っていた。

 

なんやねんそれ、ばーちゃん絶対読めへんやろ

 

ええねんなんでも、安いし

 

買った本をおすすめ順に本棚に並べた

 

電球を変え、アンテナ工事のおっちゃんに来てもらい、午後には東京に帰った

 

東京駅についてエスカレーターの左側に立っていると急に疲れに気づいたが、家につくと疲れはじんわりと消えた

 

休まる理由は場所ではないと体感した

 

 

終わり

バイト中にふと子供の後ろを通る時に、「後ろ失礼します」と言うと、「うん、いいよ」と言われてほっこりする。

友達じゃないんだからと親が突っ込んでいる。

 

飲み会では、しゃべくり漫才がどうとかコント漫才がどうとか言っている横で、もしも今から性別が選べるならどっちがいいかと話している。

 

結局どーでもいい話が一番面白いと思う

 

どーでもいい話だけ気づいたらしていたが理想である

 

カップルが二人で来て男の方が沿道に吐いている

それを女が見守っている

お前ダサいよと脇に座っている蛍光色のスニーカーの男が言う

 

誰が言うてんねんと猫が突っ込んでいる

 

年末はだいたいどの駅でも同じコントが始まっている気がする。

 

えなんじに集合?

10時半とかでいんじゃん

 

誰も来ない

 

コントに参加していると思うことにしよう。

親か猫に突っ込まれるまで待つのである

窓際のトットちゃん

もううちでは面倒見切れません!転校してください!

 

問題児トットちゃん

 

本名は徹子だけど、トット助とパパに呼ばれるからあたしの名前はトットちゃんよ

 

学校を退学させられ、結局、電車が教室として使われている学校にたどり着く。

 

あたし絶対この学校に入る。この学校の生徒になればあの電車に乗れるんでしょ?

 

そうよ。

 

 

面談のために校長室入る。

 

 

ようこそ、お名前は?

 

トットちゃんよ

 

そーか、座ってお話ししよう。

あー、お母さん。もう帰っていいですよ。二人で話しますから。

 

はぁ、

 

そーいってトットちゃんは校長先生にいろんな話をした。4時間だ。6歳が大人相手に永遠に話しっぱなし。

 

どうしてみんな、あたしのこと困った子って言うの? 私の名前はトットちゃんよ

 

君は本当はいいこなんだ。

 

無事入学。

 

トットちゃんとおんなじくらい個性的な子がいるクラスですくすく育つ。

 

そこで小児麻痺の少年と出会う。

 

 

もうほんとによかった。

絵のタッチもすげぇよかったし、いろんなことと重なることが多かった。

要所要所にすごい大切な言葉だったりが散りばめられてたりして泣きまくった

 

 

探しものは見つかったかい?

 

ううん。でもいいんの、いっぱい探したから

 

 

あさはか

はてなブログには、書くとわかるけど今週のお題っていうテーマみたいなのがあるらしくそれに沿って書いてる人もいるようだ。自分はまったくないが

 

今週のお題は、書いて良かった2023となっていた。

 

そんな感じでテーマあんのね

 

なんだかんだ続いている

 

続かないのが理想なんだが

 

読み返すことはほとんどないというかないが、これを機に何個か見返してみるとひどい

 

ひどい。

呪いと祈り

友達と歩いていたら、ニット帽の外国人に不意にCDを渡された。

 

え、これもらっていいの?

 

もちろん、けど印刷代がかかってるからお気持ちだけのお賽銭が欲しいな。

 

あーいいよ、あげるあげる。

あまって、五千円しかないわ。

くずしてくるからまってて

 

コンビニでガムを五千円で買う。店員に嫌な顔をされた気がする。気がする。

 

はい、2枚で千円でいい?

 

あーありがとう。

あとこれ、ついでに友達が編集してる本なんだ。どうだい?インドの少年が冒険する物語なんだけど。

 

あーただならもらっとくよ。

じゃあね

 

少し歩いて本を開くとむちゃくちゃ宗教勧誘だった。

 

は。

 

CDはまだその外国人のEPの可能性がある。友達に頼まれて本を渡しただけかもしれない。

 

近くの電気屋でCDプレイヤーに買ったCDを突っ込む。7曲で40分。実に怪しい。

 

聞くと1曲目も2曲目も普通のロックな感じ

最後の7曲目でいきなり、宗教チックなインドのお経のようなのが流れ出した。

 

あーあ。

クソむかついたので、CDは買い取ったが本は返そうと思い、さっきの道に戻る。

 

さっきの外国人はまた違う人にCDを売ったあとに本を渡していた。

 

本気でそいつに本を突き返して、お前の信じてるものはインドで少年が冒険する物語だと偽って広めなきゃいけないくらいのものなのか。そんなものなぜ信じれるのだ。逆に商売と割り切っているのならその宗教のいう地獄とやらに落ちるのはお前だと、言ってやる気だったが、直前でやめた。

 

一人だったら止められていなかったと思う。

友達と二人で怖くてやめた。

 

その外国人は鞄を盗まれないように道の看板の柱に鍵をつけて括っていたので、その鞄に本を立てかけて置いて退散した。

 

オーストラリアに修学旅行に行った時に、すごい素敵なストリートミュージシャンがいて、友達と記念にもなると思ってCDを買った。日本に帰ってきて聴いて、やっぱりいいものだった。ので、日本でCDを手売りしている外国人など手を差し伸べずにいられないではないか。

 

だが実際は一番嫌いなものだった。

 

このズレが余計かなしかった

 

呪いの言葉は誰にも届かず、祈りと願いはどこまでも行けます。

チョークで書かれた路地裏のヒーローが夕焼けを眺めています。

 

自分にとっての呪いは彼らにとって祈りであるかもしれないので、みんな違ってどうでもいい。結局はひとり。

 

あなたも僕も足りないね

ワンダーフォーゲル

僕が何千マイルも歩いたら

手のひらから大事なものがこぼれ落ちた

思い出のうた口ずさむ

つながらない想いを土に返した

 

最初に曲を聴いた時に、月に返したと聞こえていたが、土に返しただったんだと気づいたのは、ある人から借りたCDと一緒に入っていた歌詞カードを見たからだった。

 

ずーっと、一年以上借りパク状態である

 

本当にとてもお世話になった

 

もらったものと得たものを自分なりの優しさで返す責任がある

 

本当に相手を思って渡したものが、押し付けになってないか不安になる性分であるが、完璧より前進せよと借りたCDに書いてあったような気がしないでもない。ので。地面を掘らずに地を歩くのである。

 

 

 

忙殺

金儲けが大変なことはひとしきり体感したのでさっさと石油でも掘り当てて富豪にでもなって全身白いマントを着て自家用ジェットで赤ワインでも飲みたい。

 

時間を切り売りしてる感覚にどうしても焦りと不安を掻き立てられ、有意義な過ごし方はないものかとバイトの単純作業に疲れた頃に毎度思う。

 

11月に入ればテトラの新曲が聴けるとおもっていたが、もう終わるらしい。

 

森岡毅の苦しかったときのはなしをしようかという本を読んだ。その中の自分というものをマーケティングせよというところに、好きなことを動詞でとらえよ。

と書いてあった。

サッカーが好き

ではなく

サッカーの戦略をたてることがすき

というふうにすることによって見えてくるのだそうだ。

 

それを50個から100個出して、T,C,Lにわける。

Thinking

Comunicating

Leadership

これらに振り分けて、多いものが自分の長所となる可能性が高いものであると。

 

まずそもそも五十個も出なかった。

 

TとCがそこそこでLがおそらく一番多かった

 

お山の大将が好きなのだと。ほう言ってくれるではないか。おそらく大正解だ。

 

最近思う、同じグループにリーダーが二人いた場合どうするのが正解なのだろうかと

 

そして、果たして本当に当たっているのだろうかと