ブロードキャスト

中学時代に県大会二位で惜しくも全国大会をのがした陸上部の主人公は、高校では陸上部に入ってリベンジを果たそうと考えていた矢先、交通事故に遭い運動ができない体になってしまう。

同じ高校に入学することになっていた切磋琢磨してきたライバルと自分は陸上ができないということに苦しんでいた。

しかし、入学式当日に出会った、同じ中学の知り合いに放送部に誘われる。声がいいという理由で。

それから、主人公は放送部になりゆきで入ることになり、ラジオドラマ制作の主役を務めることになる。

 

運動部にはない、文化部が持たれている独特の偏見や事実が優しく書いてあり、知らない世界を教えてもらった感覚になった。

この作品の最後の企画作家でありインフルエンサーのぶんけいのコメントも興味深かった。

 

次は又吉リスペクトのexitの兼近が書いた小説を読む。

楽しみ。

 

てか又吉のYouTubeはちゃめちゃに面白いから見てほしい。

独特の世界観というよりは、誰しもが思ってても言語化できてないようなことを圧倒的な国語力で解説してくれるのがとても気持よく、残酷であり、親近感がわく。ぜひ。