母へ

母に就職活動の終了の報告をした。

 

お疲れ様。ほんまもう、小学校受験思い出すわ。

と言われた。

 

自分は当時、国立の小学校を目指していた。らしい。

その小学校は、試験を受けるための抽選と、試験に受かった後、さらにもう一度抽選がある。

 

試験受けるための抽選は父が見事に当て、試験に自分は受かり、最後の抽選で母は外してしまった。

 

結果、ほかにもう一つ受けていた学校に行くことになる。

 

息子の努力を無駄にしてしまったことへの後悔に暫くだいぶ落ち込んだらしい。

 

まぁそりゃそうだわな。

 

周りの人は、なんだかんだそれで正解なのよ。とか、行ったところに縁があるのよ。とか、ダメなことではないよ。とか、いろいろ慰めの言葉をかけてくれたが、

母はというと、なにゆーてんねん。と思っていたらしい。笑

 

だが、胸を張っていうが、おれはこの人生がよかった。

そしてこれも胸を張っていうが、きっと僕は、自分が行った所じゃなくても今のように感謝していると思います。

 

それは、自分の実力が抽選によって実ったからなどではなく、今の自分がそうであるように、大変な苦労をしながらも目一杯に自分を愛して育ててくれたことに感謝していると思います。

 

そんなことをリビングで言えるような男にはまだ成っていない