何年か前からずっと見てしまっている。
何回か書いた気もするが、百の三という企画が個人的にとても好きなので何回も見返してしまっている。
又吉のYouTubeでは時折り、今又吉がハマっているものやことを公園で雑談形式で話している動画があがる。
小原晩さんという方の、ここで唐揚げ弁当を食べないでください、というタイトルのエッセイ本が紹介されていた。
自費出版から始まり、最初は200冊だったものがあっという間に評判になり売れたそうだ。
なぜかわからないが、ここで紹介されたものは必ずと言っていいほど買ってしまう。
又吉の作品の良さの言語化がとても心地よくて、つい手が伸びてしまう。
大学の最寄り駅には、駅中に書店もタリーズもあり、完璧な配置となっている。
すぐに買って読んだ。
年齢が近い女性のエッセイ本は、共感と斬新の嵐だった。
何年後かには、自分と人と、この向かい方をしているのだろうか、とか、家族についての話とか、恋人との話とか。全部暖かくておもしろかった。
最近、久々に大勢の男で飲む機会があった。
変わっていなかった。誰1人。
でも高校卒業からはあっという間に六年が経っていた。
こないだ家の車のタイヤ交換をした時は、父親がジャッキアップができずに困っていた。
父も母も還暦を迎えていた。
兄は仕事柄変則的な休みが多く、今にも体調を崩しそうだが、慣れとはすごいもので、うまくやっている。
一方次男は、研究も就活も進まず、大学の最寄りのタリーズでエッセイ本なんて読んでいる始末。
なんて、とは失礼か。
とまれかくまれ、おもしろかった。
読み終わってしまったという喪失感と、次はせいやのエッセイ本だーという楽しみを思い出しながら、彼女が不意に挟んだしおりは次の仕事につくのだった。