じゃんけん

ちょきとぐーとぱーが話し合っている

 

ぐー:パーに負けるのは納得いかない

 

ぱー:なんでやねん、俺の方がつよいやんけ

 

ぐー:チョキが、パーに勝つのはわかる。紙はハサミで切られるから、チョキがパーに勝つのだろう。パーがどれだけ大きい紙でも、チョキがどれだけ小さいハサミでも、ハサミはハサミだから紙を切れる。納得だ。

 

ちょき:そりゃそうだな。逆に俺がぐーに勝てないのはどれだけ大きいハサミでも、岩を切るのは難しく、壊れてしまうからだろう。

 

ぐー:そうだな。

 

パー:その感じでいけば、俺は大きい紙でどんな岩でも包めるから俺はぐーに勝つじゃねえか。

 

ぐー:いや、そこが違う。どんな岩でも包むってのは無理だ。大きさによるだろ。ハサミはどんなに大きくても、小さい岩に勝てないんだ。だからおれはチョキに勝つんだ。けど俺がパーくらい大きい岩だったらぱーは俺を包めないだろ。

 

パー:わからなくもないが、どんな大きさでもいいなら、岩より少し大きい紙なら包めるんだから、勝ちだろ。どのみちぐーがパーに勝つことはないんだし、引き分け以上なのは決まりだろ。

 

ぐー:いや、納得いかん。だって負けてないんだから。

 

ちょき: もーいいじゃん、ぱーがぐーに勝つで。なんかその方が丸いやん。

 

ぐー:いや納得行かん。

 

ちょき、ぱー:相変わらず聞かん坊やな。

 

ぐー:よしわかった、じゃんけんで決めよう