怪物

だいーーぶ前の広告で、これはあたりやろみたいなのを友達と話して、気がつけば公開になっていた。まじで時間ってこわい。

 

怪物だーれだ。

 

是枝監督と坂元裕二坂本龍一さんすくみ

 

映画は、ある火事の映像から始まる。

火事はガールズバーで起こっていたらしい。

 

こないだの火事あったじゃない?

あーあれね、うち近かったのよ。

あらそうなの。でね、あそこのガールズバーに、ほり先生いたらしいよ、

 

へーー、

 

みたいなのから始まる。

 

 

シングルマザーの安藤さくらは息子の最近の様子がおかしいことにだんだんと気づいていき、息子に僕の脳は豚の脳なんでしょ?と聞かれ、そんなこと誰に言われたのかと問うと担任の先生に言われたとのこと。

話を聞けば聞くほど息子は担任の先生から体罰を受けているらしく、学校へ直行。

事実確認をしようとするが、校長、教頭、その他の先生から、当学校の教員から誤解を招くような指導があったことを申し訳なく思うという一点張り。

全員目が死んでいる。

校長は先日どうやら孫を事故でなくしたらしい。

そんなことはどうでもいい。

謝罪が欲しいわけではない。根本の解決に何にもならい。ふざけるな。となる。

この話し合いのような場は息子になにかあるたびに行われるが、一貫して誤解を招くような指導があったことを申し訳ない。の一点張り。

担任はというと上からの指示で用意されたような謝罪文を暗記しきれておらず、噛みながら読み上げるような謝罪。

ブチギレてつかみかかる。

すると担任から意外なひとこと。

あなたの息子さん、いじめやってますよ。

家とかでナイフとかライターとか見かけませんでした?

と。

 

は?何言ってんだこいつ。ふざけんなよ?となる。が。家に帰ると息子の持ち物からライタがでてくる。

 

ん?

 

ここから始まる。小さな何気ない嘘や、思い込み、誤解の交差が始まる。

 

めちゃくちゃ面白かった。

最初の20分くらいは、全員の芝居がうますぎて本当に胸糞が悪くなったけど。

 

いじめ、家庭環境の問題、性、学校問題、噂、マスコミ、

社会問題の全部ごちゃ混ぜみたいな感じがえぐかった

 

一瞬の描写にも意味を持たせて、回収していくのも圧巻だったし、伝えたいことと客に任せるところとあって、すげーなと思った。

 

誰が悪いとか、何が悪いとかではもはやなく、誰でも何でも怪物になりうるという気がした。

 

生まれ変わりなんかないよ、きっと

 

そうか

よかった

 

音楽が異次元だった。

 

ちょっと多分書きすぎるからこの辺に。

 

まじですごかった笑笑

言語化下手すぎて嫌になるけど、見た人は考察の動画とか見てみると面白いと思います。

人によって全然違うのがまた楽しいし、人間を感じれる気がする。

拾えていない隠された意味みたいなのが拾えるとうぉぉおってなるし。

 

とりあえずすごかったでーーす

 

隣で缶ビール飲みながらつまんでいる普段なら寝息ぐーぐー系のおっさんも始まったら釘付けで全然酒進んでなかったんでぜひ。