かーちゃんが帰ってきた。
2日間だけ帰ってきて、今日の昼にはもう大阪に行った。
次帰ってくるのは六月の半ばくらいになるんだろうか。
家の用事全部して行った。
洗濯、掃除、お金系の整理。
体は大丈夫なのだろうか。
きぃついたら年取ってるんが親やで。
みたいなことゆーてたけど、あんたも親やねんで。
まぁあんたも子供なんか。
ばーちゃんにもじーちゃんにも、死んでほしくはないが、いつか死んでしまうものだから、しょーがない。
かーちゃんは結構電話をする。いろんな人と。
長電話なんておばはんの仕事やからしゃーない。
さくらこ、かずこちゃん、ちゃちゃ?、ちか、あと誰やったっけな。
おばーちゃんともよー電話してた。
かーちゃんの精神安定にかなりなっていたんだろう。
全然苦しんでいるところを子供に見せないので。
大人になってから色々聞くとわんさかいろんなことが出てくる。いかに自分が守られていたのか、守られているのか痛感する。
ばーちゃん、じーちゃんが死ぬことよりも、二人が死んだあとのかーちゃんが心配だ。
こんなこと言ったらじーちゃんばーちゃんに悪いけど、多分二人は怒んないだろう。
書きながら思ったけど、親父はもう両親ともいないんだよな。
親父の姉さん(姫路にいるからひめおばちゃん)がかなりしっかりもので、葬式のこととか何から何まで全部やってくれたっぽい。親父はなんか、たぶんポンコツかましたんやろな。見てないけど、なんかわかる。
なにからなにまでひめおばちゃんがやったから、葬式の用意とかいろいろやって疲れたーみたいなのがない分、両親がいないってゆーのに直面しすぎたんかな。
なんかそんな感じだった。いや逆かも。実感湧いてないのかな。
おれも実感がわかなかった。
コロナのせいで、火葬が早々に行われて、死に顔も見ずに、お焼香だけあげて、とんぼ返りで姫路から帰ってきた。最後にあったのがだいぶ前だったから、全然涙も出なかった。
親父が泣いているとこも見なかった。
多分どっかでないたんやろな。
かーちゃんのお兄さんの葬式やと泣いてたんやけどな。
なにかいてんねやっけ。
とりあえず、今年60の親父と、両親の世話に大変な母親と、何か考えてんのか考えてへんのかよーわからん兄貴と、その弟という、家族の方が心配やわ。
やれることあらへんけど。
まぁ洗濯、掃除くらいもーちょい気張ってやったろかな。